多彩なシルエットで魅せる、大人のショート&ボブヘアスタイル。



短いヘアはアレンジが難しい、なんて思っていない? 実はそのイメージはシルエット次第で変幻自在。春夏シーズンのランウェイでキャッチしたショート&ボブヘアの中から、なりたいスタイルを探してみて。



どんなアイテムも自分色に染める
個性派マッシュ。

遊び心あふれるルック&アクセサリーが豊富に揃った「バレンシアガ」のショーで、短めのマッシュボブにしたモデルを発見。

サテン地のシャツドレスや大ぶりのクリアなピアスを個性的に着こなしていた。メイクアップ同様、素っぽい質感がドレッシィなアイテムをリアルに落とし込んで。

2018年春夏プレタポルテコレクション
「バレンシアガ」より。



さりげないアシンメトリーで抜け感を。

肩のラインが極端に大きくデフォルメされたシャツなど、構築的なシルエットのドレスルックを展開した「ボロガーノ」。

こめかみ部分を留めたピンの配置は左右対称だけれど、カーブした分け目の線やランダムな後れ毛が、アシンメトリーなラフさを醸し出している。逆立てたアイブロウのワイルドなフィーリングともリンクして。

2018年春夏プレタポルテコレクション
「ボロガーノ」より。



フレンチ女優の理想型ボブ。

シックで都会的なモノクロのレディスタイルがスタイリッシュな印象だった「ギ ラ ロッシュ」のヘアメイクは、フランス女優のミレーユ・ダルクがインスピレーション源に。

モデルたちは皆、ブロンドの重めボブのウィッグを着用。シンプルなカットとツヤ髪で、パリジェンヌライクな魅力を感じさせた。

2018年春夏プレタポルテコレクション
「ギ ラ ロッシュ」より。



セクシーミディは毛先をランダムに。

ナイトアウトにぴったりの、きらびやかでセクシーなパーティードレスでショー会場を魅了した「ジュリアン・マクドナルド」。

ブラックのスモーキーアイ以外はあくまでローキーでまとめ、あどけないセンシュアリティを。束感のあるざく切りヘアも、シルキーなツヤを仕込みつつ毛先を遊ばせれば、奔放な色気が生まれる。

2018年春夏プレタポルテコレクション
「ジュリアン・マクドナルド」より。



ブランドの歴史と今をつなげる
ネオ・おかっぱ。

「ケンゾー」は、高田賢三と関係の深かったモデルの山口小夜子と音楽家の坂本龍一をフィーチャー。

女性モデルのヘアメイクは、往年の山口小夜子を彷彿させるおかっぱ頭と赤リップを現代風にアレンジした。前髪の毛先の不揃いなカールや広がったシルエットのヘアはコミックライクなサブカルチャーを思わせる。フェルナンダ・リーのピンクヘアとも相性抜群。

2018年春夏プレタポルテコレクション
「ケンゾー」より。



ハンサムウーマンを目指すなら、
ワンレンが狙い目。

ロンドンのストリートスタイルに故郷ウクライナの要素を取り入れた「ナターシャジンコ」は、花柄のテキスタイルをデニム地と組み合わせたルックを提案した。

ヘアは耳下で潔く切りそろえたワンレングスのボブスタイル。すっきり見せた額がシルバーの太めアイラインとあいまって、レディライクながらもハンサムなムードに。

2018年春夏プレタポルテコレクション
「ナターシャジンコ」より。



大きめカールをかけるなら、
あえていろんな方向へ。

ストライプやサテン地を組み合わせ、ユニークなアシンメトリーのウェアを発表した「ティータム ジョーンズ」。

ダークカラーのカーリーボブを無造作にスタイリングし、こなれた印象を。肩がずり落ちてしまったかのようなワンショルダーのシャツドレスと合わせると、ベッドから起き上がったばかりみたいな、プレイフルな雰囲気に。

2018年春夏プレタポルテコレクション
「ティータム ジョーンズ」より。


Photos: InDigital(runway), 
James Cochrane(backstage)
Editor: Misaki Yamashita

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